大谷翔平魔球

大谷翔平が「えぐい」と自賛した“第二の魔球”ツーシームの威力とは? 敵将も「どう対策を立てていいのか、本当にわからない」

エンゼルスのジョー・マドン前監督が興奮気味にこう語ったのを、今でも鮮明に覚えている。

「彼は1球目からゾーンに入っていた。球の切れ、鋭さはなんて表現すればいいか……。言葉にできない」

 今季4月20日、敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦。大谷翔平はアレックス・ブレグマン、ヨルダン・アルバレスら強打者が居並ぶ打線を全く寄せ付けなかった。当時のキャリア最多タイとなる12奪三振で、6回1死までパーフェクト。

 ひょっとしたら、佐々木朗希のようなインパクトを、メジャーの舞台で残してしまうかも……と思った直後、左打者のジェイソン・カストロにしぶとく、中前へ落とされた。

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