政治

高市早苗大臣 岸田首相の〝防衛費増税〟に再び反発 蓮舫氏も「めちゃめちゃ、です」

高市早苗経済安保担当相(61)は12日、岸田文雄首相が、防衛費増額の財源を増税で確保する方針について反発を続けている。

高市早苗経済安保担当相

岸田首相は来年度から5年間の防衛力整備の水準を現在の1.5倍にあたる43兆円の確保を目指す方針を打ち出している。

高市氏は一昨日、自身のツイッターに「企業が賃上げや投資をしたら、お金が回り、結果的に税収も増えます。再来年以降の防衛費財源なら、景況を見ながらじっくり考える時間はあります。賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」と投稿していた。

この日、松野博一官房長官は会見で、岸田首相の防衛費増額における財源確保について「閣内でも共有されています」と言及。だが、高市氏は報道陣の取材に対して「少なくとも歳出部分に関しては、うかがっていません」と改めて反発。岸田政権の中で意思疎通ができていない〝閣内不一致〟を露呈した格好だ。

自民党議員は「岸田首相は防衛費の増税を行うことを、誰と議論して決めたのかなど、詳しい説明を高市さんにすべきです。台湾有事が指摘される国際情勢の中で、防衛費を増やすには、国民の理解が大事になる問題ですから」と話す。

一方、首相が防衛費財源を増税でまかなう考えを示したことに、立憲民主党蓮舫氏もツイッターで猛反発している。

自民党は昨夏の参議院選挙で増税を公約していない。防衛予算を倍増というが、中身は不明。徴収年度を伸ばして一部転用って、もう復興のために創設された税金の使途ではない。そもそも防衛予算増やせと言った政治家が財源に不関心。めちゃめちゃ、です」

岸田首相はこの騒動に対してどう終止符を打つのか。

room.rakuten.co.jp