W杯

サッカー日本代表の次期監督は誰がベストなのか? 「ベスト8以上」となるために「決定的に足りない思考」

日本のドイツ、スペイン撃破で沸いた2022年カタールワールドカップ(W杯)は決勝120分の死闘を経たPK戦の末、アルゼンチンの36年ぶり3度目の優勝という形で幕を閉じた。

今大会では本当にあと一歩というところでベスト8入りを逃した日本代表。4年後に向けて最も注目が集まるのは、やはり「誰が指揮を執るのか」という監督問題だ。その中で「森保監督の続投がベスト」という意見が少なくない。それは本当なのだろうか?

(Photo by Nader Davoodi ATPImages/Getty Images

カタールW杯で見えた森保ジャパンの限界とは

今大会で日本のドイツ戦、スペイン戦、クロアチア戦の3試合を生で見たというブラジル日刊紙「オ・エスタード・デ・サンパウロ」のフェルナンド・バレイカ記者は、「今、モリヤスを代えるのは得策ではない」と監督交代のリスクに言及した。

「もしも、ここで監督を代えるようなことがあれば、日本は過去4年間の積み重ねを失うことになってしまう。新たな監督が来て、ゼロから選手を見極め、チームを組み立てるというのは合理的ではない。2024年パリ五輪で成功し、そのメンバーも加わって2026年北中米W杯を戦えるような形に持っていくためにも、モリヤスにはぜひ続けてほしいと思います」と2021年夏の東京五輪も取材したという日本通の彼は力を込めた。

このように続投派の声が少なくないのが現状だが、「現状維持のままではいけない」と考える人もいる。実際、JFA技術委員会ではここに至るまでに賛否両論も出て、外国人監督招聘論を主張する声も強かったという話も聞こえてくる。

「日本は戦い方次第でベスト8に勝ち進めたのではないか」と考える1人が、元「年俸120円Jリーガー」で現在は格闘家として高みを目指している安彦考真氏。職業『チャレンジャー』と自称する彼にしてみれば、日本のストロングポイントである三笘薫、鎌田大地、久保建英の3人のポテンシャルを使いきれなかったことに、森保ジャパンの限界を感じたようだ。

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