政治
松原耕二氏が自民党のLGBT理解増進案を批判「この国にとって本当にマイナス」
キャスターの松原耕二氏が14日、「サンデーモーニング」(TBS)に出演した。
番組では性的マイノリティに関する自民党の会合で了承されたLGBT理解増進法案について取り上げた。法案にあった「差別は許されない」という文言が「不当な差別はあってはならない」に自民党保守派によって修正されたと報じた。
松原氏は「自民党の右派と呼ばれる人たちがなぜここまで反対するのかと。根っこにあるのは右派の人たちは困ってるんじゃないか。LGBTを認めると夫婦別姓、未婚の母を認めないといけない。家を大事にしてきた伝統的な日本のよい風景が失われるんじゃないか。天皇制も万世一系、男性の天皇制じゃなくて女系天皇、女性天皇と最終的にそこまで行くんじゃないかと。そういう懸念が根っこにあるんじゃないかと思う」と指摘。
続けて「自民党の支持層である岩盤保守層となる人達。彼らの配慮で進まないんだとしたら、これは本当に保守と言えるのか」と疑問を投げかけた。
日本がLGBTへの理解が遅れていることについても言及。「G7の中でも孤立せざるを得ないような状況なワケですよ。この国にとって本当にマイナスになっていく。これは考えておいたほうがいいと思いますね」と私見を述べた。