政治

中国報道官、日本大使の発言に再び反論 「信頼大事」とも呼びかけ

中国外務省の毛寧副報道局長=冨名腰隆撮影

中国外務省報道官は23日の定例会見で、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明などについて、孫衛東外務次官が日本の垂秀夫・駐中国大使を呼び出して抗議した際のやりとりについて、「行動を改めるべきは米国や日本だ」と重ねて反論した。

 広島G7サミットが閉幕した21日、孫氏が垂氏を呼び出し、G7の首脳声明などについて「中国への粗暴な内政干渉」と抗議。これに対し、垂氏が「中国が行動を改めない限り、G7が共通の懸念事項に言及するのは当然」などと反論した。

 23日の定例会見で中国メディアがこのやりとりについて質問し、毛寧副報道局長は「米日は率先して中国を『最大の戦略的脅威』と位置づけ、反中的な行動に注力している。行動を改めるべきは彼らだ」などと批判した。

 また、垂氏が21日に「中国側は、その時々の日中関係の雰囲気が悪くなればすぐに民間交流や文化交流の実施を妨げている」と指摘したことを踏まえ、毛氏は「中国は(日中)両国の友好交流の拡大を支持していることを強調したい。重要なのは信頼を保ち、両国関係の改善と発展に有利な雰囲気をともにつくり出すことだ」と述べた。(北京=林望

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