タイタニック号観光潜水艇のCEOが詐欺で訴えられていた

1912年に沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を探索する観光ツアーで行方不明になった潜水艇タイタンの捜索が続いている。5人が乗船する潜水艇は米時間18日朝に潜水し、深海約3800メートル地点で最後の通信が行われたのを最後に通信は途絶えている。酸素供給は96時間がマックスのため、米時間22日朝

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(日本時間22日夕)ごろ、酸素がきれることになる。

行方不明になった潜水艇タイタン(ロイター)

乗船していたのはタイタンを運営する米国のオーシャンゲート・エクスペディションズのストックトン・ラッシュCEO(最高経営責任者)、英国人富豪、フランス人探検家、パキスタン人富豪親子の5人。英紙デイリー・メールは21日、ラッシュ氏が〝タイタニック号観光ツアー詐欺〟で訴えられていることを報じた。

訴えているのはフロリダ州のマーク・ヘイグル氏と妻シャロンさん。不動産で富を築き、2017年にタイタニック観光をするため、オーシャンゲート社に21万258ドル(約3000万円)を支払ったが、タイタニック号観光ツアーについてミスリードして販売したということで、参加しなかった。その後、返金を求めたが、拒否されたため、今年2月に〝予定通りにならないことを知りながらツアーを販売し、返金を拒否した〟としてラッシュ氏を詐欺罪で告訴した。

夫妻は南極旅行や、ブルー・オリジンでの宇宙旅行も経験しているほどの冒険好きだが、タイタニック号のツアーには参加しなかったのは、ツアー計画の不備があったからだという。

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