政治

茂木幹事長の意味深発言に波紋…「ホップ・ステップ・ジャンプ」で岸田首相を蹴落とすか

意味深な三段跳び

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「跳躍力に優れたうさぎの如く、2年前の衆院選がホップ、昨年の参院選がステップ、そして今年の統一地方選で、最後の力強いジャンプを実現したい」

'23年の年頭所感、茂木敏充幹事長の一言が「意味深だ」と話題を呼んだ。干支の「うさぎ」に掛けたように見せ、「4月の統一地方選で勝利を収め、茂木氏が岸田文雄総理を蹴落とすという意味では」(自民党中堅議員)と憶測を呼んだのだ。

「『ホップ・ステップ・ジャンプ』は茂木氏がスピーチでよく使う言葉です。しかし今回は、年末に岸田政権の支持率が最低を記録したばかりのタイミングで、『この春に政変を起こす』というニュアンスが出てしまった。茂木氏も言いすぎたと思ったのか、5日の会議では『イソップ童話のうさぎと亀』の話に変更しました」

年始から野心をちらつかせた茂木氏。だが、高くジャンプしようにも足元に不安がある。12月27日には、茂木派の秋葉賢也復興相が更迭され、1月5日には同じく茂木派の後藤田正純衆議院議員徳島県知事選に出るために辞職した。

「茂木氏は立候補を思いとどまるよう説得を試みたが、後藤田氏は聞く耳を持たなかった。手駒が減るなかで、茂木氏は焦っているのでしょう。一方の岸田総理は茂木氏を警戒。茂木氏が妙な行動を起こさないよう、森喜朗元総理や青木幹雄自民党参院会長との関係を築いています」(同前)

ジャンプするにしては地面がぬかるんでいる。

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