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岸田首相「異次元の少子化対策」発言に国民侃々諤々 泉明石市長は“ちんぷんかんぷん”と疑問呈する

《遅すぎた感はあるが、やらないよりもいい》《今さら一体、何をやるのやら…》

年頭の記者会見をする岸田首相(代表撮影)

SNS上では期待と疑問の声が入り混じっている。岸田文雄首相(65)が4日の記者会見で、「異次元の少子化対策」との言葉を使ったからだ。

岸田首相は2022年の年間出生数が統計開始以来、初めて80万人を割り込む見通しとなった現状を踏まえ、少子化対策について「放置できない待ったなしの課題だ」と言い、「こどもファーストの経済社会を作り上げる。異次元の少子化対策に挑戦し、若い世代からようやく政府が本気になったと思っていただける構造を実現する」と力を込めた。

ツイッターでトレンド入り

この後、ツイッターでは《異次元の少子化対策》がトレンド入りするなど注目を集めたのだが、《異次元の金融緩和は失敗だった》、《異次元を使えば国民も誤魔化せると思っているのでは》などと具体的な中身を問う声が広がった。

高校生までの医療費無料や、第2子以降の保育料を全員無料にするなど、様々なアイデア少子化対策に取り組み、全国平均を上回る出生率を実現させてきた泉房穂明石市長(59)も自身のツイッターにこう投稿。

《過去最大の114兆円もの当初予算なのに、子ども予算の増額は先送り。“自分の子ども”についてだけは、抜擢人事で高い給料も払えるのに、“それ以外の子ども”にはお金がもったいないってことなんだろうか。それでいて『異次元の少子化対策』って、ますます意味がわからない。》

ほかにも、ネット上では、《異次元の少子化対策とか言っているが、現状対策の延長だと中身がスカスカだろう。実情と対策の次元が違いすぎる意味で異次元なのかも》、《今の少子化を反転させるには、一夫多妻制の導入や、未婚で子供を産んでも育つ環境づくり、それこそ男性に子宮移植といった方法しかないのでは。これぞ異次元の対策だ》などと、侃々諤々の意見が飛び交う事態となった。