トランプ前大統領「撃ち落とせ」 中国の気球撃墜求める声広がる
アメリカ国防総省がアメリカ本土の上空を飛ぶ中国の偵察用気球の追跡を続けていることに対し、野党・共和党からは撃墜を求める声が上がっています。
国防総省は、中国の気球を偵察用とみている一方で、現時点では国民やアメリカ政府にとって脅威とはならないと判断し、破片が落下するリスクを考慮して撃墜はせずに追跡を続けています。
こうした対応を巡り、共和党のトランプ前大統領は、自身のSNSに「気球を撃ち落とせ!」と投稿しました。
トランプ政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリー氏もツイッターで「バイデンは中国をのさばらせている。今こそアメリカを再び強くする時だ」と投稿しています。
また、上院の情報特別委員会に属するマルコ・ルビオ議員は、「人口の少ない地域の上空にいたのに、撃墜しなかったのは間違いだった」と政権の判断を批判しています。