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ガーシー議員“捨てゼリフ”「これからもオレみたいな人が立候補する」 懲罰委で「除名」決定

参院懲罰委員会は14日、昨年7月の参院選で初当選して以来、国会欠席を続け「議場での陳謝」の懲罰も拒否した政治家女子48党のガーシー議員に対する新たな懲罰案について、最も重い「除名」とすることを全会一致で決めた。除名は、15日の参院本会議で正式決定する見通し。

ガーシー氏(同氏のインスタグラムから)

懲罰委で自民党は、ガーシー氏の陳謝拒否について「参院を愚弄(ぐろう)する行為だ」と非難し、除名とするよう要求。立憲民主党も「全国民を代表する立場でありながら、正当な理由なく職責を果たしてこなかった」として同調した。公明、日本維新の会、国民民主、共産の各党も除名を求めた。

 一方、ガーシー氏側は懲罰委での採決に先立ち、弁明の機会を与えられた。政女党の浜田聡政調会長が代理として出席し、除名の要件に該当しないと主張。「仮に国会議員の地位を失ったとしても暴露は続ける。その上で今後の国政選挙において、再度立候補して改めて信任の判断を仰ぐつもりだ」と予告した。国会法第123条は「除名された議員で再び当選した者を拒むことができない」と規定している。

 さらに浜田氏は途中で「ガーシー議員からの弁明を申し上げたい」と切り出すと、一人称が「当職」から「オレ」になり、関西弁丸出しになった弁明を約3分間にわたって代読した。「これからもオレみたいな人が立候補すると思う。あなたたちがつくった世界を壊されたくないのであれば、きちんと立候補の段階でその方々を排除してください」と注文。最後は「どのような結果になろうとも従いますが、受け入れることは永遠にない」と身勝手な“捨てゼリフ”で締めた。

 現行憲法下で国会議員が除名となるのは1951年以来、3例目。国会欠席を主な理由とするのは初めてとなる。主要政党はそろって除名を求めており、15日の本会議において出席議員の3分の2以上の賛成で決まるのは確実。ガーシー氏は当選から約7カ月半で一度も登院せず議員資格を失うことになる。

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