日本ハム

日本ハム・新庄監督 継続は「個性」そして「魅力」 斬新過ぎるユニホームに秘められた思い

<日・ロ>スタンドのファンに手を振る新庄監督(撮影・高橋 茂夫)

今年2月21日。日本ハムの春季キャンプを取材中、携帯に一通のリリースが届いた。新庄監督が限定ユニホームをプロデュース…。目に飛び込んできたのは、赤と黒を基調にしたド派手なユニホームだった。大きな襟、ざっくり開いた胸元。斬新過ぎるユニホームをデザインした指揮官は、こう答えていた。

 「現役時代からね、襟付きのユニホームがすごい着たくて。ちょっと怒られたんですけど、現役時代は。それが現実になったという」

 襟付きユニホームは、新庄監督の悲願でもあった。日本ハムでの現役時代の06年4月30日のソフトバンク戦(札幌ドーム)。黒の襟付きシャツをユニホームの下に着用してプレーした。事前に審判団に確認してこの試合は許可を得るも、当時の王監督ソフトバンク側が“異議”を唱え、以降着用することはなかった。

 現役時代からジャンプしながらの捕球、長いリストバンド、かぶり物…。新庄監督のトレードマークになったものは、最初は誰の目にも奇異に映った。批判されるのを分かってそうしてきた。プレーで結果を出しながら、そうした振る舞いを継続することで「個性」となり、やがて欠かせない魅力の一部となったのだ。

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